【開催報告】8/7 学問カルタ
今年初めて、なつやすみワークショップで「高校生向け」講座をやってみました。
大学進学を目指している高校生向け講座。
これから進路を選択するにあたり、これまでの経験や、積んできた経験からみえてきた自分の「得意」芽生えてきた「興味」をさらに深めていけたらな。さて、それってなに学部で学べるのでしょうか??
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私たちNPO法人ミニカワサキには「こどものまち」に小学生の頃から参加してきた高校生達がいます。「こどものまち」とは、小学生くらいの子どもたちのごっこ遊びと思うなかれ。その仕組みは深く、複雑で、まさに社会の構造の縮小版です。まちづくりを学ぶ入口といっても過言ではないんです。長く関わってきた子ども達はそのことに気付いています。これから進路を選択するにあたり、これまでの経験や、積んできた経験からみえてきた自分の「得意」芽生えてきた「興味」をさらに深めていこうとしています。さて、それってなに学部で学べるの??誰か教えて!!今回の講座はそんな思いからはじまりました。
全国で「高校魅力化プロジェクト」や、地域と連携した探求学習などを手掛ける、株式会社Prima Pinguinoさんが開発した「学問カルタ」をつかって、「こどものまち」での経験は高等教育に結び付いていくのか?についてまじめに考えてみる時間をつくりました。(「学問カルタ」は、「まちづくり」に特化しているのではなく、大学で学ぶ様々な学問分野(文学、法学、農学、情報学など)を、ゲーム感覚で楽しく理解するための進路探究教材です)
まずは、さっそく「学問カルタ」をやってみます。
もともとは、カードゲーム式になっているリアル「カルタ」のような形状なんですが、今回は普及用に開発途中の「Web版」プロトタイプを使わせてもらいました。それぞれ、学校で使っているタブレットやPCをもってきてもらい、ふたりで一組になってスタート。
画面には様々な「社会課題」が表示されます。
それが、なんという学問で探求することができるのか?をあてはめていきます。
8問×8ページもあるんです!各ページをクリアしないと次に進めません。
自分の興味分野だけでなく、世の中に「●●学」という様々な学問があることを実感していきます。
チームごとのタイムトライアルにしてみましたが…
あっという間に解いてしまった子ども達!意外となんとなくイメージできているんですね・・・
「学問カルタ」はこれだけではありません。
今度は、ひとつのテーマ(社会課題)は、どんなアプローチの仕方(どんな学問との関わり)があるかを考えていきます。
そもそも「学問」は「対象」の違いで分かれているよ、という説明を聞きました。
人文=人間がつくりあげた文化を探求していくもの 社会科学=集まって生活を営む、その集団を探求していくもの
自然科学=自然(人、動物、自然現象、技術など)を対象に、様々な事象を明らかにしていくもの
高校から先は、文系、理系だけじゃなくて、細かく分野に分かれていくんだねー。更には、分野をまたがる学問や、全体を網羅するようなリベラルアーツという学問領域の存在もおしえてもらいました。
これを踏まえて・・・
私たち、ミニカワサキが日常的に関わっている分野、「まちづくり」は、どんな学問と繋がっていくの?という探求に繋げていきます。
例えば・・・
「認知症になった一人暮らしの方のサポートをするには?」というテーマだと、
「認知症の症状を軽減する治療法や薬を開発する」→医学・薬学
「ロボットやネットワークを開発してサポートする」→機械工学、情報工学
といったかんじ。
ひとつのテーマに対して、解決するためのアイデア、アプローチ方法など (~~するとよい、~~してはどうだろうなど)を書きだして、それが関連しそうな学問を出しあう、という流れ。
ミニカワサキで今年探求している、「子ども参画」になぞらえて、演習は「子ども達がまちづくりに自然に関わる社会をつくるためになにができる?」というテーマにしてみました。自分達自身が、やらされ感なく、いつのまにかまちづくりに関わってる感覚、巻き込まれてる感覚ってどういう感じか??をおもいだしてかいてもらったのが、これです。

既に、探求を深める分野を決めている子たちには、こんなことがしたい、という話もしてもらいました。建築空間デザイン方面を目指したいという子は、関わりたくなるまちづくりの探求に繋げられそうだし、心理学や教育学方面を目指したいという子は、意見をいいやすい場づくりや、おとなも含めた社会が子どもの育ちに関心を持つ社会づくりなどに繋げられそうです。
ちなみに、参考回答はこちら

★★★
はじめて高校生向けのワークショップをやってみました。さすがの難易度でしたが、ミニ・ミュンヘン勉強会でさすがのプレゼンをした高校生達だけに、考えがしっかりしていてびっくり。おとなも学びの多い時間でした。
ミニカワサキとしても、「おとな口出し禁止のこどもだけのまちっておもしろそう!やってみたい!」からはじまった活動でしたが、9年続けてきて、子ども達の学びに繋がり、将来の選択に繋がってきているのを本当に実感することができる時間でした。
ここまでつなげられてきたのは、まずはこどものまちをつくる、という活動が「おもしろい」から。そして、やっぱり「あそび」でやってるってこと。そして、一つの学問にだけ繋がっていくのではなく、複数に広がっていきそう。同じテーマからあちこちに羽ばたいていきそう!いろんな分野に羽ばたいていけばいくほど、「こどものまちミニカワサキ」の幅がひろがっていくんだと思います。
そしておとなとしては、ここまでまなびや将来の選択に繋がっていくんだろいうことを確認したからこそ、打算的に「将来に役立ちます!」というキャッチコピーにするのではなく、やっぱり「とにかくおもしろい!から、あそびではじめていい!と自信を持って伝えていきたいと思うのです。






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