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【開催報告】8/6セミオープンワークショップ「ありのまま」と「わがまま」の違いって?

更新日:2023年9月7日

大人スタッフのえりっこです。8/6に行ったセミオープンワークショップをレポートします!

ミニカワサキは、2018年3月にお隣横浜市で行われていた「ミニヨコハマシティ」に行った大人が「めっちゃおもしろそう!川崎でもやってみよ!」という軽いワクワクからはじまったんですが、


いざ川崎市でやろうとすると、川崎市には「子どもの権利条例」というのがあって…「子ども会議」があちこちで行われていて…。ミニカワの大人達の多くはは、川崎市で生まれ育った人ではないので、子どもの権利条例の存在にもびっくり。というか、こどものまちをやってみよう!と思った時点で、そんな条例があることも考えもしなかったのです。


でも、「こどものまちミニカワサキ」という看板を掲げて活動をしはじめてからというもの、川崎市子どもの権利条例を知り、条例の成り立ちを知り、条例をつくるところに関わった大人の人達、子どもとして関わって今は大人になっている人達、条例制定されたあと、こども会議を重ねてきた方々に次々と知り合っていきました。


その中で出会った方の一人が、今回の講師、ゆきえさん。

ゆきえさんは、高校生の頃に、条例制定のこども委員として条例制定に関わった方の一人です。今も、条例の理念を子ども達に伝えることを仕事にしておられます。ゆきえさんと知りあったのは、最初のミニカワサキを終えた直後でした。


■自分のやってみたい!をやれること(第14条「自分で決める権利」)。

■子どもだけど、まちづくりのことを考えて、意見を言えること(第11条「ありのままの自分でいる権利」、第15条「参加する権利」)

■「大人口出し禁止!」だけど、やってみたい!という想いを伝えると大人が実現に向けて支えるしくみ(第13条「自分を豊かにし、力づけられる権利」)。

・・・など、「こどものまち」という活動自体が、子どもの権利を大事にする活動そのものなんだな、と後付けで知ることになったのでした。逆に言えば、川崎市で「こどものまち」をやっていっていいんだな!応援してくれる人がたくさんいるまちなんだな!ということを知ることにつながっていきました。


2019年度のミニカワサキを開催する時から、子どもの権利の話をする機会をつくりたいなぁと思って相談しているうちに、コロナ禍など挟まってしまい…今年ようやく小さな企画として実現したのでした。


私は大人で、子ども時代をひととおり経験しているから、既に知ってることもたくさんありまして。小学生や中学生に、いろいろ言いたくなっちゃうものなんです。口出ししすぎてるな、という自覚もあります。だからこそ、ミニカワサキの活動をすることで、ぐっと我慢して待つ、見守る、を心がけるようにしています。ま、そんなこんなで、ワークショップに参加した大人のみなさんは、口出しをし過ぎている自覚が割とある。


一方で子ども達。「大人ってずるい」と思うことを出してもらうと…

「ゲームの制限時間を、自分は守らない」

「勉強しなさい!というけど、大人はしてない」

「ゲームを買ってほしい!というと、昔はなかった、といいわけされる」

「お菓子を制限されてるけど、大人は時間外でもたべてる」

「夜更かしさせてもらえない。見たいテレビがあるのに見られなかった」


うぅむ。唸りますね。

でも、普段から大人に言われ過ぎて、否定されるかも、という気持ちから意見を言えなくなっていたり、どう考えたらいいかわからなくなっている子もいるようでした。



ワークショップの最後には、『言いたいことがまとまってなくても、自分はどう思っているのか、話すことがとっても大事だよ』というメッセージをいただきました。

ミニカワの大人は、よく「聞き」、言葉が出てくるまで「待つ」ことを、ますます頑張っていこうと思います。


【参考】川崎市子どもの権利に関する条例 https://www.city.kawasaki.jp/450/page/0000004891.html

【参考】かわさき子どもの権利フォーラム


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