川崎市内の小学校、6年生の総合の学習の時間に、ミニカワサキのお話をさせていただきました。 最初に6年生担任の先生から、ミニカワサキのお問い合わせをいただいたのは昨年12月のこと。コロナ禍のために、高学年になってから「実体験」をすることができなかった6年生に大人になっても幸福感を感じて生きていけるヒントを、伝えたい。「地域で働く身近な大人」からのメッセージとして、キャリア教育の時間に、ミニカワサキの活動のことを話してもらえないか…?とのことでした。この小学校では、話を踏まえて、小さなこどものまちをやってみたそうです!先生方の行動力に感激!
そして、今年も、「今年の6年生にもお話してほしい」とお声がけいただきました。今年のテーマは大人はどうして働くのか?だそう。またいただけた機会に感謝!大人代表のえりっこがお話してきました。
ミニカワサキは、「まちづくり」に子どもが参画するきっかけをつくっています。大人は、仕事の中で社会(=まち)を「働く」という形で動かしている。子どもは、働けないから、消費するだけの存在?いやいや、きっと違うんじゃないかな。まちと関わる方法は、「働く」だけじゃない。大人が気づかないことを、子どもの視点で、目線で、大人に伝えるのは、子どもができるまちへの参画の仕方じゃないかな。大人と子どもは、社会のパートナーだからね。大人側も、子どもの意見を無視しないで。意見を聞ける大人が増えないといけないよね。私は、ミニカワサキを開催することで、大人に意見を言える子どもを増やすこと、「口出し」し過ぎないで、子どもの意見を尊重する大人を増やすことをやっていくよ。これは志事(しごと)だとおもってるよ。 ・・・そんなお話をしてきました。
30分ほどの講演の最後に、ひとりの男の子が寄ってきてくれました。2019年、2年生の時に、ミニカワサキの「まちづくりクラブメンバー」として参加してくれた彼は、その時にミニカワサキでかったビーズを大事に持っています!と裁縫道具に入れて大事にしているビーズをもってきて見せてくれました!ミニバスをはじめたので、土日が忙しくなってしまって。活動には参加できなくなったけど、ずっと、たのしかったことを覚えてる、といってくれました。どれだけ嬉しかったことか!!
このほかにも今年、過去に「まちづくりクラブメンバー」として参加した経験のある息子さんが、中学生になっても時々ミニカワサキのことを話すよ、学校でも積極的に意見を言えるようになったのは、ミニカワサキがきっかけだったと思うよ、と話してくださる方にも出会いました。ミニカワサキ当日、ひらりとあらわれて、まちの中で軽やかにお手伝いに動いてくれる中学生もいました。なんて頼もしい!中学生、高校生になったらまた、こどものまちを違う視点でみられるようになるみたいです。
ミニカワサキはプロセスを大事にしています。「まちづくりクラブメンバー」や運営メンバーになると、それまで家でも、学校でも、考えたことのない「まちづくり」に触れていき、色んな目線が変わっていきます。1回だけじゃなく、継続して、まちをつくっていく。だから、「当日」が1日だけになっても。コロナ禍の時のように中止になっても。いろんな経験が心に残っていってくれているんだろうなぁ。
(大人スタッフ えりっこ)
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