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【開催報告】こどものまちおはなし会レポート

更新日:7月12日

ミニカワサキ7年目のスタートを前に… 「こどものまち」のルーツである「ミニミュンヘン」ってどんなまち?

全国にこどものまちがあるっていうけど、ほかのまちはどんなまちなの?

ミニカワサキにはないおみせや、まちの仕組みがあったら知りたい!!


・・・ということで、

「こどものまち」に詳しい人におはなししてもらおう!

の執筆者でもある、あそびのまち社のみえけんぞうさんをお呼びして、「こどものまちおはなし会」を行いました。


ミニカワサキのメンバーに紹介したい~!とたくさんのまちの写真を持ってきてくださいました。





こんな街の事例をみせてもらいました


ミニミュンヘン(ドイツ、ミュンヘン市) ←ドイツのサイトにリンク!

実際に2006年に現地に行ったときの様子をレポート

  • プロの大人の関わりはけっこうある。プロの仕事人として、「同僚」である子ども達に、プロの技を見せる、仕事の要点やコツを伝える、といった振る舞いが秀逸

  • 即席で自分も先生役になれる「こどもアカデミー」は取り入れると面白いかも!

  • まちの中央広場の円筒型の掲示板がおもしろい!


  • 段ボールでの街並みやプロの大人の関わりが秀逸!

  • グッドデザイン賞、みたいな賞があるみたい。店舗づくりに気合が入りそう!


  • 人数が多い!けど参画もすごい。こどものまちの中を見たい保護者を、かたっぱしから見守りボランティアにするんですって!ナイスアイディア!


  • 商店街で開催している。日本では一番長く継続しているこどものまち。

  • リアル商店街前で行っている雰囲気が、まち感でててステキ。


仙台こどものまち(宮城県仙台市) 現在開催お休み中とのこと

  • プログラムのつくりこみがすごい!デザインが秀逸!

  • こども園での開催、こどものまち感がでてる!


  • ミニカワサキのスタッフもあそびに行ったことがあるこどものまち。この春もお世話になりました!

  • 春休み期間中1週間ほどの長い間開催されるので、「建設」のお仕事もある!

  • 子ども達と一緒にどんどん作る、工房や建設、研究所などもくもくとつくれる機会がたくさん!


  • 準備の仕方と「親方制度」が秀逸の面白さ!

  • 「お泊りこどものまち」を実現!これはまねしたい!!


  • 日本唯一の常設「こどものまち」


  • キャリア教育をベースに、それにとどまらない体験教育を重視


  • 主導するNPOの特技を活かして、じっくり子ども達と対話する

  • 店長システムが極まっている!出店コンサルテーションプロセスが確立している


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各地の「こどものまち」は、「ミニミュンヘン」の仕組みのどこに感銘をうけたのか?によってなんとなくいくつかのタイプに分類できるようです。

「ミニさくら」型

子ども達が伸び伸びとやり、自分たちの責任で思いっきり「遊ぶ」姿に関心

「こども四日市」型

子ども達と関わる大人達の信頼関係が素晴らしく、一緒になっての姿に関心

「仙台こどものまち」型

事前にしっかり準備をして、子ども達に何を掴んでほしいかを明確にする姿に関心

「とさっ子タウン」型

街並みをしっかりつくることでの没入感から世界観を受け取って行く姿に関心

「こどものまちをつくろう」型

長い時間をかけて「まち」をみんなでつくって行く姿に関心


ほかにも、「ミニミュンヘン」をルーツとはしないけど、子ども達の社会教育の手法として、お仕事体験としての「こどものまち」もあります。

「だがねランド」型

全体像を子ども達と共有し、じっくり準備して当日を迎えて行く

「ピノキオ市場」型

モンテッソーリ教育の立場から、教育目的の遊びを多彩に用意しながら、制服や街並みへの作り込みによって学びとしての一体感を作る。(仙台型に近い)

「キッザニア」型

テーマパークとして街並みをしっかりつくる中で企業の関わる形での「職業体験を模した遊び」を展開

「夢の商店街」型

ショッピングセンターの催事コンテンツとして子ども達が大好きなキッザニア風の遊びの場を提供。一部の実店舗でも「働ける」スタイル。


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「こどものまち」の魅力を、みえけんぞうさんはこのように考えているそうです。


お仕事を模した遊びが幾つも用意され、選び選べ直せる事

→生きて行くために不可欠な「自分に合った仕事」を見出すため不可欠な「辞める事」がポジティブに表現されている。

一つの仕事が、他の別の仕事につながって行く事

→自分たちの街の中で起きている「お仕事」が持つ社会的な意味を上手に写しとっている。

子ども達に決める権限と責任が渡されている事

→挑戦する自由と責任とが一緒になって、子ども達に与えられ、それを子ども達自身がコントロールして行く。

「遊びである事」の雰囲気の中で失敗に恐れず挑戦できる事

→楽しさだけがある空間としての雰囲気とイメージが大切にされる事で、前向きな挑戦が引き起こされる。

ルールを自分たちの力で作り変えていける事

→決めた事を守り合う中で、決めた事がおかしい時は何がおかしいかを話し合う事ができ、変える事ができる。


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後半は、集まったメンバーで新しい発想のお店をつくるワークショップを行いました。

大人も一緒に「楽しむ!」あそびのまちっておもしろい!




このほかにもたくさんの資料を用意してくださったんですが、時間切れ!

最後まで充実した時間を提供してくださいました。



たくさんの資料は貴重なモノばかりでした。



2024年のミニカワサキに活かしていきたいと思います!ありがとうございました!


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